ブレゲ タイプ XXI 3817 3817BR/Z2/3ZU

ケース径:42mm
ケース素材:18K ローズゴールド
防水性:10気圧(100m)
ストラップ:カーフ
ムーブメント:自動巻き、Cal.584Q/2、48時間パワーリザーブ、26石
仕様:3 時位置にデイ/ナイト表示(24時間表示)、6時位置に12時間積算計および日付表示、9時位置にスモールセコンド、センター針による60分積算表示、ブラックダイヤル、個別番号とBreguetのサイン、針とアワーマーカーに蓄光塗料、蓄光アラビア数字を配したチャプターリング、ケースバンドに繊細なフルート装飾、サファイア・ケースバック(透明裏蓋)
限定:世界限定111本

 時計製造以外でブレゲ一族が名声を誇る分野といえば、それは間違いなく、ルイ-シャルル・ブレゲの功績で世に知られる航空の世界です。アブラアン-ルイ・ブレゲから数えて5代目の孫にあたる彼は、一族がそれまで開拓していなかった航空の分野において、時計師の革新的なスピリットを不滅のものにしました。ルイ-シャルル・ブレゲは、ヘリコプターの原型と呼ばれるジャイロプレーンを開発し、1916年にはまた航空機「ブレゲ XIV」も開発しました。それらは、彼が航空の分野で培った経験と豊富な思索の賜物でした。1917年から1926年に、ブレゲはこの伝説的な航空機をおよそ8,000機製造し、それらは約15か国で買い上げられました。他の名機としては、「ブレゲ 19」や後の「ブレゲ・ドゥ・ポン(ダブルデッキ)」などもあります。ルイ-シャルル・ブレゲの活動やその航空機会社と並行して、時計会社のブレゲもコックピットの計器に用いるクロノグラフを開発するなど、パイロットウォッチの製造も行うようになりました。1935年にブレゲは初の腕時計クロノグラフを開発し、それからおよそ20年後に「タイプ XX(トゥエンティ)」の製造を始めます。フランス軍の要請によって作られたこの有名なクロノグラフは、1980年代初頭までフランス空軍と海軍航空部隊の装備品になっていました。

 2016年のブレゲは、ステンレススティールケースにスレートグレー仕上げされたダイヤルのクロノグラフ「タイプ XXI(トゥエンティワン) 3817」によって、この歴史的なコレクションを充実させてきました。そのヴィンテージ感あふれるルックスには「タイプ XX(トゥエンティ)」の歴史に根差すオリジナル・デザインの面影が見て取れますが、技術面での優れた特徴によって、このモデルは21世紀に確たる地位を築いています。そして、ブレゲは2018年、世界限定111本の「タイプXXI(トゥエンティワン)3817」を発表しました。滑らかに仕上げられたローズゴールドケースにブラックダイヤルが特色です。自動巻きの機械式ムーブメントは、1954年の「タイプ XX(トゥエンティ)」から特徴として受け継がれるフライバック・クロノグラフ機能を搭載しています。「タイプ XXI(トゥエンティワン) 3817」のクロノグラフ機能では、センターのクロノグラフ秒針で秒を計測するだけでなく、分の積算表示も同軸のセンター針で行います。さらに機能には、6時位置に配された12時間積算計と日付表示、3時位置のデイ/ナイト表示、9時位置のスモールセコンドによる秒表示があり、誰もが感じるクロノグラフの魅力が詰まっています。また、「タイプ XX(トゥエンティ)」シリーズでは史上初となるサファイアクリスタルによるシースルーバックが採用され、ムーブメントの隅々まで鑑賞できるようになっています。

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